日本財団 図書館


I 有効性の判断

外観及び付着性の評価から、有効性を判断。評価の例示を良好な順に◎、○、△で示す。

1 外観の評価

◎ 混合水が一様に混濁している。細かい粒子が均一に漂っている。(写真A)

○ 粒子の上昇が早く、上部が濃く下部が薄い状態で混濁している。(写真B)

△ 表面に油層が形成され、間もなく下層から透明に近づく。(写真C)

186-1.gif

 

2 付着性の評価

◎ 細かい粒子が表面に点在して付着している。(写真D)

○ 粒子が一様に付着し表面が混合水の色に近い。(写真E)

△ 油がべっとり付着している。(写真F)

186-2.gif

 

II 混合割合 (油処理剤1滴に対する油の滴数)

20%散布 (簡易試験は20%散布を基本に実施します。)

 

重質油 軽質油

3滴 5滴

 

・ 軽質油は原油及びA重油、重質油はC重油とみなして、滴下数を調査したものです。

・ 滴下数は、2度、15度及び30度の温度で調査していますが、ほぼ同じ滴下数で扱うことができます。但し、C重油は温度2度で30,000cStと極めて高粘度となるため、スポイト滴下は測定不能となります。

・ 軽質油はスポイトに即座に吸い込みますが、重質油は吸い込みに数秒以上かかります。

・ 10%散布と4%散布の滴下数は次表のとおりです。

・ 低散布(10%→4%)になるほど油の滴下数が多くなり、評価が厳しくなります。

・ 10%散布と4%散布の滴下数は次表のとおりです。

10%散布

重質油 軽質油

7滴 9滴

4%散布

重質油 軽質油

17滴 23滴

 

 

 

前ページ   目次へ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION