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油防除資機材の性能の評価及び再評価に関する調査研究報告書?V

 事業名 油防除資機材の性能の評価及び再評価に関する調査研究
 団体名 海上災害防止センター  


2 オイルフェンスの挙動

オイルフェンスの挙動は、次の物理的な動きに分けられる。

・ 浮力

・ 横揺れに対する対応

・ 上下動に対する対応

・ その他の挙動

 

(1) 浮力

浮力は、オイルフェンスを海面に浮かばせて、充分な乾舷及び喫水を保持することが必要である。

ASTM(米国材料試験協会)は、浮力に関して次のように定義している。

a 全浮力―オイルフェンスが完全に水没した時に置換される清水の重量

b 予備浮力―全浮力からオイルフェンス重量を差し引いた値

c 予備浮力:重量の比―予備浮力をオイルフェンスの重量で割った値

この予備浮力/重量の比の値が大きい程、浮力が大きく乾舷高さが高い。

 

(2) 横揺れ

横揺れは、オイルフェンスが静止状態から波、風及び潮流の力によって引き起こされる横方向の回転をいう。

オイルフェンスの曳航位置が浮体下部(トップテンション)にある場合は、オイルフェンスが上流側に回転(前傾)して喫水が減少する。このようなオイルフェンスは垂直に保つために多くの重錘をフェンス下部に装着しなければならない。

オイルフェンスの曳航位置がオイルフェンス下部(ボトムテンション)にある場合は、オイルフェンスが下流側に回転(後傾)して乾舷及び喫水が減少する。

曳航位置がトップテンションでスカート部が柔軟性を持つオイルフェンスの場合は、乾舷の減少がほとんどないが、スカート部が下流側に吹かれスカート下部の喫水が浅くなる傾向がある。

なお、潮流等による張力は、ボトムテンションの方が大きい。図1-3-3に剛体オイルフェンスの潮流による横揺れの状況を示す。

 

023-1.gif

図1-3-3 潮流によるオイルフェンスの横揺れ

 

 

 

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