観光立県推進地方会議の開催
観光立県推進地方会議は、「90年代観光振興行動計画(TAP90*s)」に基づき、官・民・中央及び地方が一体となって開催している会議である。21世紀を目指した観光のより一層の振興を図ることを目的としており、現在までに13地域で開催されている。この会議では、地域の特性を生かした観光振興方策についての提言が行われている。会議で決定した方策は、各地域のフォローアップ推進組織を通して、逐次実行に移されている。
地域伝統芸能等を活用した観光の振興
国は、「地域伝統芸能等を活用した行事の実施による観光及び特定地域商工業の振興に関する法律(地域伝統芸能等活用法)(92年施行)」に基づき、地域伝統芸能等を活用したイベントに対して支援を行っている。これは、地域固有の歴史や文化を反映した地域伝統芸能等の活用は、地域の観光振興に効果的という考え方に基づいている。地域伝統芸能等の例としては、地域に伝統的に受け継がれている田楽や踊り、太鼓、市等が挙げられる。支援実施の経緯としては、最初に国レベルで基本方針が立てられ、次に、その基本方針をもとに都道府県レベルで基本計画が立てられる。指定された支援事業を実施する機関として、95年6月から(財)地域伝統芸能活用センターが指定されている。
