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2 英国における人口動向と高齢化の現状

 

英国における人口動向および高齢化の現状と将来推計についてみてみよう。英国の1996年の人口は5,880万人で、65歳以上の高齢者人口は15.7%である。将来的には2031年に最大の6,280万人に達し、その後減少して2061年には現在とほぼ同じ5,960万人になると推計されている(表1)。高齢者人口は現在の925万人が2041年にピークの1,530万人(全人口の24.5%)となり、その後は横ばいで推移する。75歳以上および85歳以上人口はともに2021年までは比較的緩やかな上昇で推移するが、そこから急な増加となり、21世紀の中頃にそれぞれピークの820万人(全人口の13.5%)、290万人(同4.8%)となる(表2)。図1は1995年の人口を100とした場合の増減を指数として示したものだが、とくに85歳以上人口の増加が著しいことが理解される。

 

表1 英国人口の将来推計 2001-2061(基準値:1996年)

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注) 全人口に対する構成比

出所:Office for National Statistics(1999)

 

表2 英国の高齢者人口の将来推計 2001-2061(基準値:1996年)

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注) 全人口に対する構成比

出所:Office for National Statistics(1999)

 

図1 英国人口の将来推計(1995年100とした場合の指数)

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