資料:韓国統計庁、保健福祉部及び保健社会研究院(2000年以降は推計)
韓国の人口高齢化を地域別にみると、農村部(邑、面)において高齢化率が高いのは日本等と同様である。その背景は若年人口の都市部(洞)集中化、即ち経済社会の工業化、都市化の影響によるものであり、崔仁鉉博士等によると、「韓国は人口転換の過程において急速な都市化が進み、ソウル市をはじめ全国の都市人口は急激な増加を見た。1960年当時の都市人口は全人口の28%であったが、1970年に41%、1980年に57%、1995年には81%が都市人口となっている。しかし、高齢者等老年人口の都市化(都市移動)率は低く、農村部の老年人口は都市化に逆比例して増加してきている。