あいにくの小雨模様となった去る10月15日の金曜日、小渕恵三首相が神奈川県横浜市港北区にある痴呆性グループホーム「オクセン」を訪問しました。首相は、同ホーム理事長の福島弘毅夫妻と当財団理事長堀田力の案内でホーム内1階から3階まで回り、グループホームの建物やその暮らし方を関心深く視察。入居している痴呆の高齢者の方々に「階段は大丈夫ですか?」などとやさしく声をかける一方で、逆に「あなたみたいな若い人がしっかりがんばって日本をよくしてもらいたい」と激励のメッセージを受ける一幕も。その後、港北区役所を訪れて介護認定申請の状況を視察の後、施設職員やグループホーム入居者の家族、また堀田理事長と当財団グループホーム推進担当の神谷リーダーも同席して懇談が行われました。
今回の訪問は、当方堀田理事長からの働きかけで実現しました。限られた時間でしたが、新しい福祉の現場の様子、それに携わる市民の声を首相自ら見聞いただくことができ、大変有意義な機会となりました。