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1999 Vol.19 さわやか活動報告『さぁ、言おう』11月号付録

 

ニュース&にゅーす 特別版

 

グループホームを全国に。

小渕首相、グループホームを初の視察

 

“高齢者の心のケアの充実を”

99年10月15日(金) 横浜・港北区

 

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「オクセン」外観

 

あいにくの小雨模様となった去る10月15日の金曜日、小渕恵三首相が神奈川県横浜市港北区にある痴呆性グループホーム「オクセン」を訪問しました。首相は、同ホーム理事長の福島弘毅夫妻と当財団理事長堀田力の案内でホーム内1階から3階まで回り、グループホームの建物やその暮らし方を関心深く視察。入居している痴呆の高齢者の方々に「階段は大丈夫ですか?」などとやさしく声をかける一方で、逆に「あなたみたいな若い人がしっかりがんばって日本をよくしてもらいたい」と激励のメッセージを受ける一幕も。その後、港北区役所を訪れて介護認定申請の状況を視察の後、施設職員やグループホーム入居者の家族、また堀田理事長と当財団グループホーム推進担当の神谷リーダーも同席して懇談が行われました。

今回の訪問は、当方堀田理事長からの働きかけで実現しました。限られた時間でしたが、新しい福祉の現場の様子、それに携わる市民の声を首相自ら見聞いただくことができ、大変有意義な機会となりました。

 

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懇談会場にて。左が堀田理事長、その左が神谷リーダー。同席上、介護保険の抜本的な見直しについても「そんなことはありません」と否定の発言。

 

<小渕首相発言要旨>

(当日懇談会より)

 

「先日堀田理事長とお目にかかる機会があり、介護保険の他に心の問題についても考えてほしいという話がありました。そこでグループホームをぜひ知っていただきたいというお話がありまして、今回伺いました。共同で生活する中で一人でいるより生きがいを感じているのを見て、ぜひこういった制度を全国に生かしていかないといけない、非常に意義深いものと感じました」

 

 

 

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