日本財団 図書館


ひとりごと No.55

堀田力

 

かつては身近に死があったから、子供たちも生きることの意義を実感した。

かつては身近に食糧がなかったから、子供たちは食べることの喜びを体得した。

かつては身近に多くの兄弟姉妹や近所の遊び仲間がいたから、子供たちは自己主張と助け合いとのバランスを学んだ。

身近にそれらがない今の子供たちに、どうやってそういうことを教えればよいのだろうか。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION