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学校ボランティア

 

秦野曽屋高校の福祉体験学習

神奈川県立秦野曽屋高等学校 教諭 渡部 岳

 

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蒲菖荘老人ホームにて。

 

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丹沢病院にて(次項写真共)

 

◎校外での活動状況

本校は、過去九年間にわたって福祉に関する体験的学習を行ってきました。

生徒の活動先は、老人ホーム、知的障害者・精神障害者施設、肢体不自由児・重症心身障害者療護施設、中途障害者施設、ホスピス、保育園です。

主な活動は、夏休みの期間を利用して行われます。三日から五日を一サイクルとずるボランティア体験学習で、教科外活動として位置付けられています。

参加生徒の意識は、「自分の進路を考える上での職場体験」「福祉を学ぶため」「施設の子供たちと友達になったので遊びに行く」などさまざまです。毎年、約二〇か所の施設で一二〇名(実数)ほどの生徒たちが福祉体験を行っています。ひと夏の間に一人で四か所、高校三年間で一〇か所の施設体験をした者もいます。福祉系大学や短大に行った卒業生も数名参加しています。

普段の土、日にも、お花見会、誕生会、運動会、お祭り等、諸施設から声がかかれば、その都度、希望者を募って出向いています。吹奏楽部は毎年、障害児施設のクリスマス会に参加して演奏活動を行っています。

 

◎施設との関係

諸施設へは、この活動をはじめた九年前から、直接、福祉教育推進委員が出向いて体験学習の受け入れを要請して、年々施設数を増やしてきました。

 

 

 

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