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今月の私の一冊

 

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『40歳からの快適居住学』

林 玉子著 (講談社 本体定価1600円)

(講談社 本体定価1600円)

 

推せん グループ「八起の和」

私共のグループ「八起の和」は、まさにこの本の理念のもと、実生活を考え、支え合い励まし合っている。林玉子氏は建築の専門家で長年、高齢者や障害者の住まいを研究され、それを実現させてこられた。だから願いを現実に自分のものにするための具体的なさまざまのアイデアがこの本にはあふれている。国内・国外でのグループハウスの例も数多く紹介されている。自分流の価値観に基づいた自分らしい生き方で、老後を輝かせるためのヒントを学びたい。

 

「加齢対応策は二○年か三○年後、自分が本当に年をとるまでは必要のない、あるいはなくてもよい、無駄な投資だと考える人も少なくないようです。

でも、老いの日への配慮─たとえばバリアフリーの床や安全に上がり下りできる階段、腰をかけても調理できるキッチン、すべりにくい浴室などの工夫─をした家は、お年寄りばかりでなく赤ちゃんや子どもなど、家族全員にとって、安心でやさしい住宅になるのです。こうした住宅ならば、四○〜五○代で建てた直後から住み心地も上々です。」

(本書 第一章「誰もが陥る常識の落とし穴14」より抜粋)

 

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