毎年、甲子園球場で繰り広げられる全国高校野球選手権大会は、日本の春夏の風物詩ともいえる一大イベント。球児たちの熱き闘いに全国の高校野球ファンが酔いしれるが、その晴れの舞台を陰で支える審判がボランティアによるものであることは、意外と知られていない。この高校野球の審判を21年もの長きにわたって続けているのが、大阪市内で金属プレス加工業を営む山名俊雄さん。忙しい仕事の合間を縫って審判を務める山名さんの人生にとって、高校野球とは、そしてボランティアとは……。 取材・文/城石眞紀子
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