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企業ボランティア

 

NPO・ボランティア社員に助成金!

日本たばこ産業株式会社

 

日本で唯一のたばこメーカーとして知られる日本たばこ産業(株)(JT)。束ねるグループ企業は約六〇社、近年は本業のたばこのほか、医薬品、食品など事業の多角化に意欲的に取り組んでいる。最近若者に人気の飲料「モモテン」こと「桃の天然水」は同社のヒット作だ。企業文化部に栗山信夫部長と加藤雅彦課長代理を訪ねた。

「企業が社会の一員として信頼される存在であるために、利益の追求だけでなく、社会の二ーズに応えるような活動を展開することが、存続していくための条件となっていると考えています。その思いを実現するという意味で、これまでに、JTアートホールを開放しての芸術文化支援、『JT生命誌研究館』『たばこと塩の博物館』を通じた科学・文化の紹介活動、老人ホームヘのJT製品の寄贈などを行ってきました。また昨年からはフィランソロピー活動をしている人を招いて『シチズンシップイベント』を開催し、社員にも参加してもらっています。さらに、関連財団の財団法人たばこ産業弘済会をJTグループの社会貢献実施主体とすることが決定、新規事業が今年からはじまりました」(栗山さん)。

 

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「人」を対象にNPOの人件費や研修費を支援

 

その柱となるのが「がんばれNPOプロジェクト」。たばこ産業弘済会を通して、社団法人日本フィランソロピー協会との共催により、福祉・環境・青少年育成の三分野で活動するNPOを金銭的に応援しようというものである。今年二月に都道府県や社会福祉協議会などを通じて募集を行い、応募団体百数十件のうち約八〇のNPO(非営利団体)に、四月から九月までの支援が決まった。

 

 

 

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