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先生も福祉活動に理解を

原三枝子さん 60歳 大阪府

 

今日も急に白いものが空から舞い降りて、ブルッと身ぶるいしました。いつも元気を出してもらえる記事ありがとうございます。さっそくですが、最近、社会福祉協議会が中学や高校から依頼を受けて、福祉学習を受け持ち、車イス研修などのお手伝いの参加をしています。そこで気付いたことですが、学生たちは障害を持つ不便さなどほとんどわかっていないこと、これはまあ仕方がないと(本当はいけませんが)思うものの、先生方もほとんどが現状を理解されていないのです。

もう2年もたちますが、北欧への研修旅行で学んだことは、学校の先生方も点字や手話ほかの福祉的な内容を学んでおられ、そうした人が学校には、数人必ずいらっしゃるという事実。日本でも、基本的な教育もたしかに必要ですが、福祉教育を生徒だけでなくまず先生方に、学んでほしい気がしました。そんなことを言うと、今の学校でそんなヒマが先生にはないと言われそうですが…。生徒数も減少してきている今こそ、先生にお願いしたいと思います。そして学校でも日常的に考えてもらう機会をつくっていただければ、もっと、障害者も高齢者もみんなが住みやすくなる社会が築けるのでは…と思うのです。

 

 

 

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