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ひとりごと No.44

堀田力

 

ボランティアは自分の喜びや満足感のためにやるのだという。それがあるからこそ、自発的にその活動をするのであろう。

その喜びに、二つあると思う。一つは、相手の喜びを自分の喜びとするものである。

もう一つは、相手が屈辱を感じていようとおかまいなしに、よいことをしていると思い込んでいる、ひとりよがりの喜びである。

援助を受ける人の屈辱感を体で感じられる感受性を育てていきたいと思う。

 

 

 

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