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1] 空中線、導波管及び給電線の開口部等の大電力のマイクロ波発生源の付近での作業を避けること。作業する場合は、必ず発生源の電源を切ってから行うこと。

2] マイクロ波発生源の試験には、ダミー等を使用して不必要な放射を避けること。

3] マイクロ波を発射しなければならない試験のときは、付近の作業者に危険を与えない方向に空中線が向いていることを確認し、かつ、空中線の回転を停止した状態で行うこと。また、マイクロ波エネルギーの漏れる恐れのある箇所には防護対策を講ずること、特に眼球にレーダー電波を直接受けないようにすること。

4] レーダーアンテナの点検修理を行うときは、作業者の被災防止のために、操舵室の指示器に「レーダーアンテナ修理中、運転するな」等の表示をしておくこと。また、同様に無線アンテナの修理やアンテナに近接して工事を行うときも、「アンテナ工事中、電源入れるな」等その旨を明記した注意書を無線機本体及び操作器に表示しておくこと。

5] レーダー及び無線機を点検、修理等で作動するときは、他の作業者の接近を避けるために、レーダーではレーダーマストのステップに「レーダー修理中、昇るな」等の標識を、無線機では無線アンテナトランク付近に「電波発射中、高圧危険」等の危険標識を表示すること。

 

 

 

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