日本財団 図書館


3. 航海灯制御盤から航海灯までの電路は、各灯毎に独立のものでなければならない。

第273条

前条の航海灯制御盤は、各航海灯の開閉器を設置したものであり、かつ、航海灯が電球の繊条の切断その他の原因により消灯した場合、これを自動的に表示し、かつ、ブザー等により警報する装置をもつものでなければならない。ただし、総トン数500トン未満の船舶に備え付ける航海灯制御盤は、自動的に表示し、かつ、警報する装置をもつものでなくてもよい。

 

(関連規則)

1. NK規則

3.6.1 航海灯、その他の灯火、船内信号装置等

−1. 航海灯への給電は、航海灯表示器から灯ごとに独立に配線した回路によらなければならない。

−2. 航海灯は、表示器に取り付けたヒューズ付のスイッチ又は遮断器によって点滅しなければならない。

−3. 航海灯表示器への給電は、主配電盤又はこれに接続する変圧器の2次側母線及び非常配電盤又はこれに接続する変圧器の2次側母線からそれぞれ独立に配線した回路によらなければならない。この場合、各回路のケーブルは、全長にわたりできるかぎり離して敷設しなければならない。

−4. 給電回路には、配電盤及び表示器のほかスイッチ及びヒューズを備えてはならない。

−5. 航海灯表示器は、航海船橋上の見やすい場所に装備しなければならない。

 

3.6.2 紅灯及び停泊灯

電気式の紅灯及び停泊灯への給電は、主電源及び非常電源によるものでなければならない。

 

3.6.3 信号灯

信号灯への給電は、主電源及び非常電源によるものでなければならない。

 

3.6.4 非常警報装置

SOLAS条約附属書第III章6規則4.2項に規定する船内一斉指令装置又は他の適当な通信装置及び同50規則に規定する非常警報装置への給電は、主電源及び非常電源によるものでなければならない。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION