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8・2・2 絶縁抵抗計(メガー)

電源やケーブルの絶縁抵抗を測定するもので、手回し発電機式と乾電池式があり、基本的には回路計と同一である。内部電源は、高電圧(500V等)が使用されているので電子機器を測定する時は、部品の絶縁破壊に注意を要する。

 

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図8・2 絶縁抵抗計(メガー)

 

8・2・3 周波数測定器(カウンタ)

周波数測定装置は、次のとおり大別される。

(1) 電子計数型:ユニバーサルカウンタなど汎用ディジタルカウンタ

(2) 比較型:テレメータ装置などの同期表示やヘテロダイン周波数計

(3) 共振型:グリッドディップメータ、吸収型波長計、FM復調など

(4) F-Vコンバータ:精密FM復調や周波数計

このうち特に(1)電子計数型の汎用ディジタルカウンタについて詳しく述べる。

カウンタは、電子回路を用いた高速計数回路によって、非常に速い現象の数を計数する装置で、周波数測定に用いられるほか高速回転数の測定、微小時間の測定、周期の測定など応用面が広い。周波数は、一定の時間内に繰り返される振動の数であるので、この数を計測して周波数測定を行う。

 

 

 

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