おもに雨雪の反射除去に使用するが、近接した輪郭のはっきりしない映像にも効果がある。しかし弱い映像は出にくくなるので注意する必要がある。
6. カーソル(CURSOR)
十文字カーソルはつまみによって時計方向にも、反時計方向にも、任意に360度回転できる。測定する場合は、物標にカーソル線を重ねると、その線の指示する方位目盛環の目盛が物標の方位である。
7. 方位目盛(BEARING)
方位目盛は、指示部の真上を0度として、ブラウン管の周囲に 360度の目盛を刻んだものであるが、機種によってはこの固定目盛板のほかに、つまみでこれを時計方向、反時計方向のいずれにも任意に 360度回転できるものもある。このような機種では、REL(相対方位)の場合は船首輝線に目盛の0度を合わせて方位を読み、TRUE(真方位)の場合には方位目盛を回して自船の針路の真方位を船首輝線に合わせ、これを基準にして物標の方位を読む。また、この場合は、この目盛はジャイロと連動させることもできる。
8. 可変距離目盛(VAR MARKER)
このつまみを回すと画面上の可変距離目盛が移動し、カウンタの数字で距離を直読できる。
9. センター調整(水平HORIZONTAL、垂直VERTICAL)
映像面のスイープの起点をカーソルの中心に合わせる。
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