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このリフレクションプロッタ図5・9のような構造になっていて、視点がどこにあってもプロット面に記入されたマークは、CRT蛍光面上のこれに対応する一点Aを示すことになっている。

すなわち、プロット面はCRT蛍光面と曲率の等しい曲面をもち、両者の中央にハーフミラーの鏡面が置かれている。このため、いま蛍光面上のA点に映像がある場合、視点(イ)に置いてA点のマークをプロット面上にプロット面上にプロット用鉛筆で描くとすれば、ハーフミラーの鏡面に対してA点と対称なP点にマークすることになる。そうすると、視点(ロ)に移しても、プロット面に描いたP点のマークは、ハーフミラー面の反射点がR1からR2 に移るだけで、やはりA点に重なって見えることになるのである。

 

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図5・9 リフレクションプロッ夕の原理

 

5.6 A/Dコンバータ

現在使用されているモジュールや、ICのA/Dのコンバータの基本原理を大別すると、積分方式と比較方式に分類できる。

積分方式には、次の二種類の基本原理を応用したものがある。

1) V-T(電圧-時間)変換型

入力アナログ電圧Vに比例したゲート時間Tを発生させ、このTの時間だけ基準クロツクの数をカウントするもの。

2) V-F(電圧-周波数)変換型

入力アナログ電圧Vに比例したパルス数Fを発生させ、一定時間Tだけゲートをかけ、このパルス数をカウントするもの。

 

 

 

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