これは、マイクロ波の周波数とフェライトを磁化する静磁界とがある関係にあるとき、マイクロ波のエネルギーが著しくフェライトに吸収されることを利用したもので、共鳴吸収ともいわれ、マイクロ波が正円偏波のときだけ生じ、負円偏波のときは起こらない。また、フェライト自身がマイクロ波エネルギーを吸収するので、大電力でも使用できるという特長がある。
図4・15 サーキュレーターの構造
図4・16 サーキュレータを用いた送受切替え回路
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