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3・2・6 瞬時奄圧変動率試験(2・2・11(2)参照)

 

この試験は、交流発電機に対しては製造工場において、JEM-1274(船用交流発電機)に規定する第3特性(2・2・11(2)参照)の試験が一般に行われており、船内においても、その船に装備されている最大出力の電動機(又は、始動電流が最大となる電動機)の始動試験を行って瞬時電圧変動及びその回復時間を計測し、その結果が前述のJEM-1274の第3特性、すなわち、瞬時電圧変動率が15%以内、回復時間が0.6秒以内に、適合することを確認する必要がある。

この試験は、誘導電動機の始動特性に対する交流発電機の過渡特性を確認するためにも重要な試験であり、更に、第2、第3の電動機を順次に始動して見て発電機の電圧変動特性に支障がないかどうかも確認する必要がある。

 

 

 

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