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(i) 無負荷鉄損、(ii) 機械損(軸受摩擦損、ブラシ摩擦損、風損)

(b) 直接負荷鉄損

(i) 電機子巻線中の抵抗損、(ii) ブラシ電気損、(iii) 直巻・補極及び補償巻線中の抵抗損、(iv) 負荷により増減する鉄損

(c) 励磁損

(i) 分巻巻線の抵抗損、(ii) 他励磁巻線の抵抗損、(iii) その他の界磁巻線の直接負荷損に含まれない抵抗損

(d) 漂遊負荷損

(i) 鉄中の漂遊負荷損、(ii) 導体の漂遊負荷損、(iii) 整流作用により増加したブラシ損

(e) その他主機と一体をなしている部分で分離測定困難なもの。

(f) 次の諸損失は設備全体の損失には含めるが、主機自信の損失には含めない。

(i) 伝達装置(ベルト・歯車など)の損失

(ii) 励磁装置の損失、ただし、主機から分離困難な直結励磁機の風損・軸受摩擦損及び鉄損は主機の損失に含める。

(iii) 界磁調整器の損失

(iv) 付属補助機器の損失

(v) 直結はずみ車などの損失

そのほか・損失の帰属について疑問がある場合はあらかじめ協定する。

(3) 各損失の算定

(a) W0 ; 無負荷損(W)の測定

機械を無負荷で運転して損失を測定し、異常がないことを確かめる。損失は効率の算定に使う。

(i) 発電機法による測定

発電機又は電動機を損失の分かっている他の駆動機で一定速度に運転し、被測定機の端子電圧を定格値の125%から零まで駆動機の入力とともに測定する。各電圧における損失を端子電圧に対してプロットすれば図2・21が得られる。

被測定機の損失は次の式による。

W0=W1-(WM+WL)=WC+Wm (W)…………(2・20)

 

 

 

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