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VTを使う際、二次側の非接地線に電灯回路の非接地線がなんらかの原因で接触すると、高電圧側に高電圧を誘起するので高電圧側はもちろん、低電圧側の配線も慎重に行い、なるべく他の回路と混接しなよう区別する必要がある。

CTの二次側の試験用配線は、なるべく接続箇所をなくし、絶対に開放しないようにしなければならない。

(3) オシログラフ、オシロスコープ

被測定回路の電圧・電流の波形の観測、過度現象の測定にはオシログラフ、オシロスコープなどを使うことが多い。

(4) 回転速度測定計器

普通、回転速度の測定計器には次のようなものがある。

(a) 機械式回転計

単純歯車式、遠心力式、時計仕掛式などがある。

(b) 電気式回転計

直流・交流発電機式回転計と、最近多く使われる電磁式又は光電式ピックアップを使ったトランジスタ式ディジタル回転計がある。

(c) その他の回転計

ストロボスコープ法によるものがあるが、誘導電動機の回転速度試験などは電源周波数に対するすべりを正確に測定するために、直流電圧計法・受話器法などがある。

(5) ゲージ類

検査に使うゲージ類については指定された機関の認定を受けたものでなければならない。

(6) 材料試験機

材料試験に使う試験機は指定された機関の認定を受けたものでなければならない。

(7) その他の測定器

 

 

 

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