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これに代る方法として、特殊な耐消耗陽極電極を使用し、これに外部から直流電圧を加えて、図2.146に示すように船体表面に電流を流し込むようにして、犠牲陽極と同等の防食効果を得る装置が外部電源防食装置である。この装置は一般に図2.147に示すように、陽極、基準電極、整流電源部、制御器から成る。陽極電極は通常、白金張りチタニウム又は特殊鉛合金などが用いられ、基準電極には銀-塩化銀電極又は亜鉛電極が用いられる。この装置の制御は、基準電極により検知した船体の海水に対する電位を、予め設定した適当な防食船体電位値と比較し、自動的に防食電流を変化させ、設定の船体電位を保たせるように動作する。

 

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図2.146 陽極より船体へ流れる電流

 

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図2.147 外部電源防食装置の概略結線図

 

 

 

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