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電線の接地は、ビニルカバー付属の電線だけについて施工する。あじろがい装のケーブルは、電路金物を通じて船体へ接地されているので、上記のような施工はしない。

 

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図11.9 接地施工要領(電線の金属被覆の接地)

 

11.3.3 マストの接地

 

マストの接地は確実に船体構造物へ接地し、マスト頂部と船体間の接地抵抗は0.02Ω以下とする。

 

11.4 アルミ合金の溶接

 

アルミ合金の接合法は、大別すると、融接、圧接、ろう接、機械的接合及び接着となり、目的、用途により使い分ける必要がある。

一般に溶接といえば、融接・圧接のことを指すが、アルミ合金の場合には、不活性ガスを用いたティグ・ミグ溶接法及び抵抗スポット溶接が広く用いられている。アルミ合金を溶接する場合、表11.2に示すように鉄及び銅とその熱的性質が異なることを十分考慮しなければならない。

 

 

 

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