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4・1・6 絶縁、腐食に対する考慮

湿気、ほこり、塩水飛まつ、油、かび等により絶縁不良、腐食などを生じないよう考慮する。

4・1・7 周囲の影響に対する考慮

周囲の状況に応じて、防滴、防水、防爆、防そ又は高温、低温に適する構造のものを考慮する。

4・2 電気機器類の配置

図4・1のとおり、例として一般商船における電気機器類の配置例を示す。

(1) 動力装置として、機関室に発電機と配電盤(通常は機関制御室内が一般的)が配置され、主機関用補機類、照明装置、通信装置、航法装置等に給電している。

(2) 通信装置は、

(a) 船内用として、電話、拡声装置、携帯無線、ベル等が配置されている。

(b) 船外用として、無線通信用の海事衛星利用によるGMDSS(全世界的な海上遭難安全システム)が導入されている。

(3) 航法装置は、船速計(ドップラーログ、電磁ログ等)、音響測深機、ソーナー、GPS衛星航法システム、レーダー等が配置されている。

 

上記のほか、船灯、信号灯等多くの電気機器類が配置されている。

 

 

 

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