一方現地に新しい家庭を築きつつある彼らにも、平成8年長女「A」、10年には次女「R」が産まれました。
年一回の休暇の2週間のほとんどを我が家で過ごしますが、それはそれは、てんてこまいの大賑わい。はらはらしながら孫達の遊ぶ様子を見ています。長女のAは私を「じいちゃんばあちゃん」と呼んでみんなを笑わせます。家では日本語、一歩外に出たらベトナム語、幼稚園では英語と、3ケ国語を使い分けてしゃべる3歳の孫を見ていると、将来どんな子どもに成長するのだろうと、興味津々です。
早期教育、家庭環境、そして周囲の生活状況が子どもにとってどんなに大切なことか、つくづく考えさせられます。
回想記の終わりにあたって、私は息子との出会いを、神に感謝せずにはいられません。もし出会いがなかったら、子育ての経験をすることなく、親に対して感謝する気持ちもうすく、目的のない、淋しい老後を送ったかもしれません。
お陰様で変化に富んだ、楽しい、張りのある暮らしができ、多くの思い出を一ぱい私に与えてくれました。
そしてますます充実した家庭を築き、両国のかけ橋になって、頑張るであろう息子、すくすくと成長する孫達の将来を見つづけられる幸せをかみしめているこの頃でございます。