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(7)幹事国としての準備

まえがきでも述べたように、我が国は平成11年6月からISO/TC8の幹事国となった。また、従来からISO/TC8/SC6及びISO/TC8/SC9の幹事国でもある。

よって、幹事国として、国際会議を主催して開くという別の面での態度を示す必要があり、それに伴う作業がある。

そのうちの主要な準備作業としては、会議資料の作成と発送及び会議開催状の作成と発送である。

また、担当委員会を開催して、日本が作成を担当している国際規格に関する取りまとめとか、国際会議の場での日本の意見提案等の取りまとめを行うことも重要な作業である。

これらのうち、ここでは、会議開催(主催)に関する作業について報告する。その他の会議内容などは、各会議報告書を参照していただきたい。

先ず、幹事国の幹事は、会議の議題について議長と協議を行い、議題案を作成する必要がある。SC6及びSC9は、日本が議長国であるので、委員会等のバックアップを得ながら決定した。一方、TC8及びAGは、議長がアメリカのCapt.Piersallであるため、本会の小郷国際部長が幹事国の幹事の立場で、E-mail等によって連絡を取りながら決定していった。

従来開催状、議題案などは、ISO中央事務局が発行して、各国に送付していたが、ISO中央事務局の事務簡素化に伴い、これらの仕事が各TC、SCの幹事国に任されるようになった。

各会議の開催状は、ほぼ定形的なものであるが、それぞれの会議別に作成した。これら議題案を添付した開催状をTC8は添付資料14に、AGは添付資料15に、SC6は添付資料16に、SC9は添付資料17に示す。

なお、参考までに幹事国であるノルウェーから送付されたSC10の開催状と議題案を添付資料18に示す。これらの開催状は、前述のCircular Letter(添付資料11)及びその他の文書と一緒にそれぞれのPメンバー、Oメンバー、関係団体(Liaison)等にISO Directivesで指定されている会議4ヶ月前以内の平成11年6月11日付けで発送した。その発送一覧を添付資料19に示す。

 

 

 

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