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これはやっぱりわかっていないからだ。それではこころを受け入れる(感情型)ところから入っていくことも必要ではないか、時によっては「一緒にやりましょう」という行動から入っていくことも必要ではないかというところからお考えいただきたい。

とくに不安が強いときには、「頭の中が真っ白になってしまった」と言います。たとえば子供が白血病だと診断された親に、「あれだけていねいに説明したのに、わけのわからないことを言ってくる」という医師の反応は、相手がその事実をきちんと消化できていない状態だということを見分けていないからでしょう。時にはいくら言葉を尽くしても、相手には伝わっていないということを知っておくことが大事だと思います。それから不安ゆえに起こるいろいろな誤解、それから自分が知っていることの範囲の中で一方的に話していることは、相手にはわかっていないということもしばしば起こりうることです。

 

援助する自分の反応はどんなタイプ

(思考型・感情型・行動型)?

 

お隣の方をごらんになって下さい。これもパッとごらんになる方と、まず私のほうを見て、「その間に何かするのではないか」などと警戒する方もいます(笑い)。

では、何を観察なさったか、簡単で結構ですからリストをお作りになって下さい。壇上から拝見していますと、いろんなことがわかります。サッと行動を起こした方、どうしてかと考えた方、それから感情的な反応をなさった方。

 

 

 

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