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医療場面におけるコミュニケーション・スキル

 事業名 保健医療に関する教育及び調査研究
 団体名 ライフ・プランニング・センター 注目度注目度5


目線を変えるだけで「印象がそんなに変わるはずがないだろう」とお考えかもしれませんが、目の高さの違いだけでその人の気持ちが動くというのは覚えておいて下さい。ですから、いまお立ちになった方は、上から話しかけたときには、「あのことはどうなっているの?」と質問しただけで、「やってないとだめよ!」という気持ちが働いたかもしれません。見下ろすだけで気持ちがそうなるのです。

見上げているときは、何か言い訳しなければと、とっさに思ったりする。その方に対して何の責任もないにもかかわらず、していなかったのを見破られたのかしらというような気持ちになるのは、子供のときの記憶が働くからだということです。

 

病気と不安

 

不安を例にしてコミュニケーション・スキルについてお話ししてみましょう。

医者にかかるということになりますと、まず抱くのが不安の感情だと思います。病気になったとか、怪我をしたとか以外にも、私たちの中にはいろいろな不安があります。現代は不安の社会だといわれていますが、それがさらに病気になったりしますと、不安の進み方が加速されるということも当然あります。

では、不安というのはどういうときに起こるかというと、自分の生命の安全が脅かされるとき、もうひとつは自己評価が脅かされるときです。そして自分の存在の妥当性が脅かされるときです。そうなりますと病気をしたとき、怪我をしたときは不安という感情が一層高まるということがおわかりになるでしょう。

 

 

 

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