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社会の安全

 

日本の安全神話は本当か。主要犯罪発生率は主要先進国では最低だが、検挙率は低下傾向。また、人口当たりの自殺による死亡者はロシア及びフィンランドに次いで高い。

 

図1 低い犯罪発生率

日本の「主要な犯罪」の人口10万人当たりの発生率は、1997年1,506と主要国5か国の中で一番低く、検挙率は40%とドイツに次いで高い。しかし、犯罪発生率は増加傾向、検挙率は低下傾向。

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資料:法務省「犯罪白書」(平成11年版)

 

図2 増加を続ける自動車交通事故

日本の自動車交通事故の人口10万人当たりの人身事故、負傷者ともアメリカに次いで高い。死者は97年8.9人で、アメリカ、フランスなどより低いが、イギリスより高い。

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資料:総務庁「交通安全白書」(平成11年版)による

 

図3 増加する自殺

日本の98年の自殺者総数は31,755人で、人口10万人当たりの自殺者数は25.4と主要国の中ではロシア・フィンランドに次いで高い。

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資料:国立社会保障・人口題研究所「人口の動向 日本と世界−人口統計資料集」(1999)

 

 

 

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