21世紀への夢をつなぐ架け橋
豊かで、元気な佐賀県づくりを目指して
井本 勇(佐賀県知事)
21世紀まで残すところ19ケ月。
21世紀へ夢をつなぐこの時期に、知事として、県民の皆さんと手を取り合って、新世紀への夢を描くことができることを、身に余る光栄に思うとともに、その責任の重さに身が引き締まる思いもいたします。
8年前、知事としてその任に就きましたときから、私はこの佐賀県を県民の皆さんが「住んでいてよかった、住み続けたい・・・」と思っていただけるような 「住みたい県日本一」づくりを進めようと、皆さんに語ってきました。
私自身、生まれ育ったこのふるさと佐賀が、どこよりもすばらしい、誇りの持てる郷土であると思います。この思いを県民の皆さんと共有したい、という気持ちで、先頭に立って県づくりを進めてきました。
県内の各市町村で、自然、歴史、文化、風土に恵まれた、それぞれの地域の特色を生かしながら、魅力ある、誇りのもてる地域づくりを進められたことが、今、立派な花として咲きつつあり、県民の皆さんの自信へとつながってきたのだと実感しています。
100年前の歴史をひもときますと、20世紀を迎えた当時も金融恐慌など、昨今の経済情勢に似かよった不安な幕開けを迎えています。