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「伝統的観光地における観光経済構造の実態に関する調査研究」報告書

 事業名 地方自治に関する調査研究
 団体名 地方自治研究機構 注目度注目度5


2 白浜町の観光振興上の問題点

一方、本町の観光振興上の問題点は、各視点より次のようにまとめられる。

 

(1) 資源活用の視点から 【自然系の資源に比べ人文的な資源が弱く活用度も低い】

○ 温泉は宿泊施設の温浴機能としては活用されているが、その他の多面的な利用は必ずしも十分ではない。

○ 海・ビーチは海水浴及び景観としては活用されているが、もっと気軽に“海に親しむ”仕組みづくりの面では十分ではない。

○ 歴史・文化的な資源はあまり発掘されておらず、その活用度も低い。

○ 産業系資源は「とれとれ市場」は突出して利用が高いが、その他、農業・漁業・地場産業資源は総じてその活用は低い。

 

(2) 観光レクリエーション施設整備状況の視点から 【施設間の利用格差が大きい】

○ 「アドベンチャーワールド」が年間約100万人、「ハマブランカ」と「白浜エネルギーランド」が年間約30万人前後の利用があるが、その他の施設利用はかなり少ない。

○ 幾つかの施設を除き、概して体験型・参加型の機能が弱く、いわば一昔前の演出レベルの施設も多くみられる。

 

(3) 宿泊施設整備状況の視点から 【収容人員・稼働率は概ね横這いを維持しているが、施設の多様性に欠ける】

○ 宿泊施設の軒数はピーク時に比べると大きく減少したが、収容力及び稼働率は概ね横這いで、施設の大型化で対応している。

○ 但し、料金的には高いという利用者の声も大きくなりつつあり、泊食分離等のシステム導入の検討も必要性がある。

○ どちらかというとホテル・旅館主導型で、客層や宿泊タイプに併せた多様な宿泊の受け入れ体制が弱い。

○ 特に大型の宿泊施設内での飲食・物販・娯楽等の取り込み化がみられ、宿泊客が夜まちへ出ない要因の一つにもなっている。

○ 民宿は近年宿泊施設数や収容力は概ね横這いではあるが、観光客の宿泊ニーズの変化に伴い、よほど個性的な民宿でないと誘客が難しくなってきている。

○ 寮・保養所は近年の経済環境の問題も含め大幅に減少してきており、遊休施設化している施設も多く、新たな利用策を検討する必要性が生じてきている。

○ エージェント主導の集客体制になっており、個人客やフリー客が予約をとりにくい状況もみられる。

○ 椿温泉の宿泊施設については、白浜地区とは違った湯治場的雰囲気は持つものの、施設の老朽化等施設水準の面で問題を有している。

 

 

 

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更新日: 2020年7月4日

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