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第3章 白浜町観光の現状

 

1 広域的な観光地構造の特色

本町を取り巻く広域的な観光地構造の特色は次のようにまとめられる。

 

○ 統計ベースが違うので必ずしも一律には比較できないが、入込観光客数は、県別にみると兵庫県が約11,000万人で最も多く、和歌山県はその1/3の約3,000万人である(図表3-1参照)。但し最近5カ年の増減率でみると、滋賀県が伸び率10%を越え、次いで和歌山県となっており、周辺と比べ和歌山県全体では比較的順調な増加傾向にある。

○ 南紀方面でみてみると、観光入込客数は、和歌山市が517万人で最も多く、次いで白浜温泉・椿温泉が367万人、勝浦温泉・湯川温泉が275万人となっている(図表3-2参照)。また、最近5カ年の増減率でみてみると、和歌山市や勝浦温泉・湯川温泉は伸びているが、白浜温泉・椿温泉は減少の傾向にある。

○ 日帰り、宿泊別にみると白浜温泉・椿温泉は、宿泊率が際だって高いのが特徴的であり、南紀方面における宿泊基地としての性格を示している(図表3-3参照)

 

 

 

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