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3 調査研究報告書の構成

本調査研究書は、6章で構成し、1]本町の経済構造の特徴、2]本町における観光関連産業の特徴、3]白浜観光の現状、4]市場条件の検討、5]本町の観光振興の課題、6]本町観光振興に向けての提案、をとりまとめた。

 

第1章 白浜町の経済構造の特徴

本章では、本町の位置上の特徴と広域交通体系や町内経済活動の特徴についてとりまとめた。阪神大都市圏の奥座敷としての位置上の特徴や、観光都市としての本町への入り込み手段の多様性を示す広域交通体系について概観した。また、各種統計数値を活用して、地域の概況について整理し、観光関連産業の重要性について明らかにした。

 

第2章 白浜町における観光関連産業の特徴

本章では、観光関連産業の範囲を設定し、町経済にとっての観光産業の重要性、町の観光経済構造を明らかにするとともに、取引連関の実態を把握するために、アンケート調査を実施し、観光関連産業における取引連関構造の特徴を分析した。

 

第3章 白浜観光の現状

本章では、観光地としての白浜の特徴について明らかにした。単に観光資源の分布状況からみた特徴ばかりではなく、入込観光客の主観的な評価や、観光専門業者による評価についても検討した。このため、観光統計から全国動向の分析を行い、あわせて観光客に対するアンケートを実施し、白浜における利用実態や利用者ニーズを把握し、今後必要な取組について検討を加えた。

 

第4章 白浜町観光業の最近の動向と課題

本章では、マスコミによる各種調査や旅行代理店へのヒアリングなどをもとに、白浜観光の位置づけや、白浜町観光の活性化を図る場合に需要を形成する観光動向が、観光目的や行動パターンなどに関して、最近どのように変化しているかについて取りまとめた。また、本町において、最近の観光需要の変化がどのように影響を与えているかについて概観し、今後の本町の観光振興を考えていくにあたって、どのようなタイプの需要に焦点を合わせて地域づくりを進めていく必要があるかについて分析した。

 

第5章 白浜町の観光振興の課題

本章では、前章までの検討に基づき、本町の観光産業の特性を踏まえた、観光振興上の問題点を整理し、今後の観光振興の課題を、“観光を取り巻く環境からみた課題”と“本町の現状からみた課題”の2つの視点からとりまとめた。

 

 

 

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