日本財団 図書館


9. アメリカでは価値が高いインターナショナルバカロレアや難民から王侯貴族までいるワールドユナイテッドカレッジの受験資格についても考えてみる。

 

〔沖縄の福祉について〕

 

1. 東部の海浜リゾートやホテルを若者向けだけでなく、高齢者リゾートとして開発していってはどうか。沖縄は長寿県であるし、高齢者問題の研究機関の誘致を提案したい。琉大に保健福祉科があるが、福祉研究が不十分なのではないか。講師陣も不足しているし、寸高等教育機関の人的交流、国際交流という点でも有意義であると思う。人材育成も必要。食や医については十分。大宜味村などの地域に住んでいるひとり暮らしの老人がなぜ元気か。近所の人とのつきあいが頻繁であり、ひとり暮らしでも1人ではない、補完し合っている。「ユイマール」の理念が沖縄文化として残っている。沖縄に福祉の原点有り。オキナワタイムのゆったりさが高齢者に適している。時間の流れの研究などはどうか。素材としての価値。生きがいの問題が大きいと思うが、「生きがい」というのはきわめて福祉的な問題である。まず、研究機関が必要。付随して大学がある。今ある大学ではだめ。実践的プロではない。プロならば社会福祉士などの国家資格を持ち、医療・保健と対等の立場に立つ。

2. 地域福祉権利擁護事業(自力で福祉サービスを受けられない人のためにバックアップする事業、痴呆がはじまった人の財産管理など)などについては、市町村で雇い入れるが、職員がプロ化していない。社会福祉士は全社協が募集している。現役大学生の合格率が高い。介護保険制度がスタートするが、福祉職員の確保が難しい。福祉職員にケアプランの作成の資格がない。急募で対応。人がいなくて急造している。福祉もプロがやるべき。設計図をかける人。プライバシーの問題についても認識しなくてはならない。受け手との信頼関係。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION