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本計画では、拠点地区を地方拠点都市地域の基本理念、整備の方向、土地利用状況、周辺の公共施設の整備状況などを踏まえ、広域の見地から土地機能の集積または住宅及び住宅地の供給など、居住環境の整備を図るための事業を重点的に実施すべき地区として、次の5地区を拠点地区に設定している。

拠点地区の配置については、本地域の主要幹線道路である沖縄自動車道に沿う中央部に「コザセントラル地区」、「フテンマゲート地区」、同じく内陸の、史跡と良好な自然景観が残された部分に「カルチュラルキャッスル地区」、国道329号による東海岸部に「イシカワゲート地区」、また、国道58号を軸とする西海岸部に「サンセットコースト地区」を、それぞれ設定している。拠点地区では、それぞれ次のような機能の整備を推進するものとしている。

○「コザセントラル地区」

高次都市機能の導入・集積を図るとともに、都市としての魅力を高め、周辺市町村の活力を引き出す地方拠点都市地域の中核地域としての役割。

○「イシカワゲート地区」

中部地域における北部地域との結節地としての優位性を活かすための市街地整備を推進し、地域商業活動等の拠点としての役割。

○「カルチュラルキャッスル地区」

中城城跡を核とする周辺整備を図るとともに、国立組踊劇場(仮称)を誘致し、歴史・文化・風土がいきづく伝統文化・行楽拠点及びグスクネットワークの核としての役割。

○「フテンマゲート地区」

沖縄コンベンションセンターが立地する市街地と機能分担し、既存商店街の再開発や良質な都市型住環境を整備し、魅力ある商業拠点・生活空間の役割。

○「サンセットコースト地区」

公園、土地区画整理等都市基盤の整備や東海岸域へ通ずる東西横断道路及びアミューズメント施設の整備を促進し、快適でゆとりのある職住接近型の安住・交流拠点の役割。

 

 

 

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