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【分類3】まちづくりの主体

1] 行政主導型

2] 住民主導型

3] 行政・住民協調型

 

【分類4】歴史文化資源の遺存度

1] 保存度もよく歴史的資源が集積している(Aランク)

2] 変化が進んでいるものの、歴史的資源がある程度残っている(Bランク)

3] 変化が進み、歴史的資源が点在している(Cランク)

 

(2) 事例抽出の視点

以上の分類から、事例抽出にあたっては、住民参加によるまちづくりの仕組みにアプローチするため、次のような視点で後述する10事例を抽出・分析した。

 

1] 歴史的資源の遺存度

まちづくりの方向は、歴史的まちなみの遺存度によって基本的な整備手法が異なっている。本市の場合は、遺存度がCランクと考えられる。「重伝建」の採用は難しいと考えられるため、抽出対象から除外した。

 

2] 都市性格と人口規模

まちづくりを進める上で都市規模は大きな指標となっている。したがって、抽出にあたっては、できるだけ池田市の都市規模及び都市性格に類似したまちの選定に努めた。但し、大都市近郊の衛星都市では先進事例に乏しいので、その他の事例も抽出している。

 

3] まちづくりの主体

大きく行政主導、住民主導、行政・住民協調型があるが、各主体がどのようにかかわりあいながら、まちづくりを展開していったのかを分析するため、それぞれの典型事例を抽出した。

 

4] 整備の対象と広がり

単体しての建物保存から出発するか、当初より面的整備を指向するかで、まちづくりの進め方が異なるので、その両事例を抽出した。

 

 

 

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