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・豊島家

元禄時代の建物と考えられ、本市で最も古い建物と考えられている。屋号を干鰯屋といい、その名からして干鰯を商う商家であったと思われる。阪神・淡路大震震で被災し、西側半分が建て替えられた。

 

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・稲束家

18世紀中頃の建物と考えられる。屋号を甲字屋(麹屋)といい、酒造を行うなど池田有数の豪商であった。当家は一部を除き原形を止め保存状態も極めて良く、池田の上層町家を考える上で、最も重要な遺構である。

 

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・紅屋

呉服屋であったが、現在は店を閉め住宅となっている。本町通りの昔の面影が偲ばれる建物である。

この付近に呉春が寄宿した京都の呉服商人川田田福の池田出店(支店)があったといわれている。

 

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・本養寺

綾羽町一帯は18世紀には「寺内垣」と呼ばれた寺の多い地区である。日蓮宗の寺院で、応永16年(1409年)開山。元禄4〜8年に本堂、諸堂が改築され、更に明治41〜大正2年に大修理が施された。また数年前に本堂が建て替えられている。

桃山風の勝手門や酒造家大和屋一門の墓所、涅槃図などがある。

 

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