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(3) 情報公開を有意義なものとする条件

このような情報公開の意義を発揮させるためには、前提となる諸条件が揃っていなければならないと言われる。最近は、アカウンタビリティが強く言われるが、そのほかにもアクセス(情報にアクセスできる)や、アベイラブル(情報が利用できる)という要素も重要ではないかとの意見がある。

・アカウンタビリティ(Accountability) =説明を行う

・アクセサビリティ(Accessibility) =情報にアクセスできる

・アベイラビリティ(Availability) =情報が利用できる

これは、せっかく情報公開制度があっても、開示される対象となる情報が乏しい場合、例えば、結論だけが開示対象で、なぜその選択肢に決めたのか全く不明であったり、責任を問われること等をおそれて途中経過等を一切記録に残さないような状況であれば、意味がなくなることをおそれるものである。

戦前の内務省では、業務日誌に全て仔細に毎日の活動を記録したとの話もある。非公開を前提とした自由奔放な記録ということもあろうが、今後、情報公開を有意義なものとするために、行政内部において議論・調整されている事柄を適切に記録・保存・公開する組織文化の醸成が、特に重要な課題となってくるのではないか。

 

 

 

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