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表1. 復原性基準による計算

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1)*は推定値

2)展帆状態T=11sec、縮帆状態T=10.5secと仮定

3)KG=6.16m

4)縮帆時の風圧側面積にはマスト、索具も算入すべきであるが、算入しなくても不成立は明らかであるので、算入していない。

 

C係数を求める計算を図11、図12に示した。この計算は正規のものではない。

海水流入角を7°にするとθoが14.74°、14.68°で計算しなくてもC係数が成立しないことが明らかであるので、反対舷の面積も7°できって比較した。それでも不成立である。また、文献3)ではGunportの下縁が水面上4.8ftとするのが妥当としている。これを採れば海水流入角が10°になるが、その場合でもC係数は0.36.0.47に過ぎない。

風速4m/sでもこのような状態であり、限定沿海(瀬戸内海相当)でも縮帆状態で航行がゆるされないことを示している。

 

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図11. KG=6.16mの時のC係数計算[縮帆状態、風速4m/s]

 

 

 

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