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Fig.1、Fig.2に倒立及び正立建造方式の実例を示す。

両方式の優劣比較は難しいが、倒立建造方式の場合、船台準備、反転の手間(社内クレーンがない時は外注クレーン車で反転)及び費用はかかるが、デッキベースで大骨・小骨・隔壁が正確に組立てられ、作業姿勢も下向きが多く、かつ強度上最も重要な骨同士の溶接が確実に行われる等のことから、工事精度、品質が良く工事もし易いので、倒立方式の方が有利ではないかと思われる。

船体支持ジグの設置高さは中央部で1,000〜1,500 程度が普通である。Fig.8にジグの一例を示す。

 

立体ブロック建造方式の場合は、各立体ブロックは倒立方式で製作されることが多い。

ブロック建造の場合のブロック分割とブロック切り口の伸し量、平面及び立体ブロック組立法の例をFig.3〜Fig.7に示す。

 

Fig.1 倒立一体建造の例(14GT帆立養殖船)

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