日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 産業 > 運輸.交通 > 成果物情報

溶接変形と歪み取り対策

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


002-1.gif

Fig.7.45 平板の板継ぎ作業用拘束具(両面1層溶接、仮付け溶接あり)の例9)

 

002-2.gif

Fig.7.46 溶接変形の種類

 

溶接変形は、基本的には以下に示すように収縮変形とたわみ変形とに分類され、Fig.7.46に示す。

1) 面内の収縮変形

a. 横収縮:溶接線に直角方向の収縮

b. 縦収縮:溶接線方向の収縮

c. 回転変形:突合せ継手で、溶接の進行につれて開先間隔が開いたり、閉じたりする現象。溶接入熱が高く、溶接速度が遅いと開先間隔は開き、逆の場合は閉じる。

突合せ継手の横収縮は、溶接変形のうちで基本的なものである。収縮量は、施工上の条件に影響されるので共通的な数値を得るのは難しいが、一つの目安がTable 7.31である。簡単にいえば、防橈材一本をすみ肉溶接で付けると、1mm前後縮むとみてもよい。したがって、収縮変形に対しては、あらかじめ縮み代を見込んで、伸ばし又は伸ばし仕上げで材料取りを行う*7.33aが一般的である。縦収縮は、溶接長の1/1,000程度なので、通常の溶接では無視しても差し支えない。回転変形は、現場作業では閉じる例が多く見受けられるので、仮付け溶接なしでミグ自動溶接による板継ぎ作業を行う場合には、Fig.7.47のように扇形に間隔をとっておく*7.34のがよい9)

 

Table 7.31 アルミニウム合金の溶接による収縮量の例(板厚4.5〜16mm)

002-3.gif

注.

(1) 開先形状、ルート間隔、溶接条件等により比較的大きく変化する。

(2) すみ肉の大きさ、溶接する板の寸法、溶接条件等により変化する。

また、断続溶接の場合は、一般にこの数値の約半分程度の収縮量と考えてよい。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
76位
(30,415成果物中)

成果物アクセス数
152,818

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2019年1月12日

関連する他の成果物

1.造船現図指導書−数値現図−
2.FRP船修理標準工作法
3.アルミニウム合金母材及び溶接継手の静的強度
4.アルミニウム合金溶接継手の欠陥と強度
5.アルミニウム合金船建造における「工数低減・性能向上のための改良材料、半加工部材及び工作・接合法に関する新動向」
6.構造設計アラカルト及びコストダウン方策について 付/19GT型水産高校小型実習船の材質別比較について
7.船舶の安全性余談
8.ISO−9000による品質管理の手法
9.平成11年度通信教育造船科講座受講者募集要領
10.平成11年度通信教育造船科講座のしおり
11.平成11年度通信教育造船科講座−添削問題−
12.平成11年度通信教育造船科講座スクーリング(面接指導)の実施要領
13.平成11年度通信教育造船科講座−スクーリング試験問題−
14.通信教育造船科講座正解集(平成11年度)
15.小型船造船業の実態調査報告書(11年度版)
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から