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第4章 考察

 

4.1 ARC装置によるSADT測定について

図-1にSADTについてARC法で求めたものと国連勧告の値との相関を示す。

 

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図-1 SADT値の国連勧告値とARC法の相関

 

図1から明らかなように、国連勧告値とARC法によって求めたSADT値は非常によい相関があるといえる。また、同じ分解開始温度であるSC-DSCにおける外挿発熱開始温度(TDSC)と本方法による発熱検知温度(TARC)を表8.及び図2にその相関を示した。

良い相関を示してはいるが、高感度のARC法による方が約30℃低い(且つ精度の高い)数値を提供している。この為、本ARC法がDSC法よりも現段階では優れていることが判った。

 

 

 

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