理事長 金丸純一
交通エコロジー・モビリティ財団理事長の金丸でございます。
本日は皆様方、大変お忙しい中、ご出席賜りまして誠にありがとうございます。また、このシンポジウムのため、運輸大臣二階俊博様、環境庁長官清水嘉与子様にはわざわざご出席賜り、まことにありがとうございます。また関係省庁からも幹部の方々にご出席をいただいており、重ねて御礼申し上げます。
21世紀を間近に控え、我々人類は、高齢化社会の到来、地球環境問題の深刻化等さまざまな課題に直面しております。 交通の分野におきましても、これらへの適切な対応が従来にも増して強く求められています。
このような状況の中、平成6年9月に当財団が設立され、人と地球に優しい21世紀型の交通を目指し、運輸省のご指導と日本財団のご支援を受けてさまざまな活動を推進しております。
さて、地球温暖化問題に関しましては、平成9年12月の気候変動枠組条約第3回締約国会議において京都議定書が採択されました。この議定書に定められた温室効果ガス削減目標を達成するためには、運輸部門、特に運輸部門全体の9割近くを占めております、自動車からの二酸化炭素の排出量抑制が喫緊の課題であります。
そこで、本日は、運輸交通部門における地球温暖化対策について皆様方のご認識を新たにしていただくとともに、今後実施される施策について幅広くご理解いただく機会として、地球温暖化防止シンポジウムを開催させていただきました。
