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2] XMLを利用したシステムについて

XML文書を作成するソフトや、データをXMLに変換するソフトは、現段階では急速に整備されつつある。

フラミンゴの決済システムにおいては、e請求書の必要情報を予めタグ等を設定したXML文書に変換を行うことになる。現在、パソコン環境はOSやバージョンの違い等により多種多様であるため、e請求書をXMLへ変換するソフトは、各会員(ローカル)のパソコンに導入するより、1カ所に設置、つまりサーバに設置することとすることが望ましい。

以上の観点から、本システムにおいては、インターネットのWebサーバ(フラミンゴHP)上にシステムを構築することとする。

【e請求書の開発方針】

・XMLを利用したシステム開発

・インターネット上でのフラミンゴHPで構築

(3) バンキングの設計の方向性

ANSER-SPC用のバンキングソフトについては、各ベンダーからソフトウエアが供給されている。その種類は、企業向けソフト、個人向けソフト、会計ソフトとの連動したソフトなど、多種多彩である。

どのソフトウエアが、フラミンゴの決済システムとして適切なのか、また市販ソフトウエアの導入よりバンキングソフトを独自開発するのが良いのか、検討を行う。

1] 市販ソフトウエアか独自開発か

ANSER-SPCを利用したバンキングシステムの導入方法には、フラミンゴ独自のソフト開発と、市販ソフトの利用の2つの方法がある。両者のメリット・デメリットを評価したものが表4-1-1である。

独自開発の方法では、トラブル対応時等の事務局対応負担が増加し、バージョンアップ毎に開発費用がかかる。したがって将来性・拡張性の保証は難しい。

一方、市販ソフトを利用する方法では、バージョンアップや将来の機能拡張はすべてソフトメーカー側で対応するため、将来性・拡張性に富むだけでなく、パッケージソフトの単価は開発費用より安いため、コスト的な面においても、独自開発よりも有利である。

以上の条件から、フラミンゴの決済システムとしては、市販ソフトを利用する方法が適していると考えられる。

 

 

 

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