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第3章 決済システム構築の前提条件

 

1. 決済システム構築の範囲

 

決済システムの機能範囲について検討する。決済に必要な機能は、相殺等の経費処理を行う部分と資金移動を行う部分に二分してとらえることができる。

図3-1-1 決済システム構築の範囲

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(1) 経費処理

1] 社内処理

フラミンゴ事務局が、各企業の社内経理処理システムを規定することは困難であり、適切ではない。

2] センターで処理

フラミンゴは、センターレスの仕組みを維持することを前提としており、適切ではない。

3] アウトソーシング

企業経理をアウトソーシングするサービスが開始されつつあるが、各企業がフラミンゴサービス利用にかかる部分のみを同一企業にアウトソーシングすることは、現時点では、受託者にとって委託業務の規模や繁閑の波が大きく収益が見込めないこと、またこうした要因からフラミンゴにとって高コストとなる可能性が高いことなどから現実的でない。

【経理のアウトソーシングサービス】

■株式会社バックオフィス(http://www.back-office.co.jp/service.html)は、中小・SOHO向けにインターネットを通じて経理・給与計算業務を代行するサービスを提供している。

 

 

 

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