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3] インターネットの活用によるその他の機能拡張のイメージ

■会員相互のコミュニケーションツールとして機能強化

*現状では会員が一同に介する交流機会は年に1回程度であり、こうした機会を補完する機能として会員相互の紹介等の機能は重要である。現状では会員相互でE−Mailをやりとりしているのは5社程度であり、会員間のコミュニケーションを活性化する方策を検討したい。

(2) 機能拡張の前提について

1] 原則センターレスを維持していくことが前提

■センター設置はコスト面でのメリットを損なう

*センターを設置すると、事務局運営のための費用を会員が負担する必要があり、現状の低価格の会費は維持できない。

■事務局と会員の間に権利義務が発生するとさまざまな問題を惹起する

*センターを設置し、これが具体的な役割を担うようになると、当然のことながらそこにさまざまな権利や義務が発生し、それがさまざまな問題を引き起こすこととなる。フラミンゴが現状大きなトラブルなく運用されているのは、こうした側面を持たないセンターレスシステムだからこそであり、この利点は損なうべきでない。

以上の検討から、フラミンゴ事務局からは、センターレスの仕組みを維持しながら、オープンなインターネットを活用した決済システムを構築し、債権譲渡の仕組みを構築すること、保険加入機能を付与することが、フラミンゴシステムの会員拡大、会員の利便性向上のために求められていると考えられる。

 

 

 

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