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鉄道車両内への自転車持ち込みに関するモデル事業調査報告書

 事業名 運輸交通における地球環境問題に関する調査研究
 団体名 交通エコロジー・モビリティ財団 注目度注目度5


逆に問題点はなかったのか。

荒木 肥後大津から熊本へ行く途中の水前寺駅で、自転車持ち込みができなかったことは少し残念だった。水前寺公園で有名な同駅の周辺は官公庁や学校が集まり、ショッピングにも便利な場所。当然、利用者ニーズは最も高い。今回は駅構造が自転車持ち込みに適さないとのことで実施が見送られたが、今後はぜひ行ってほしいと思う。

また、自転車持ち込みを実施した肥後大津駅にしても、利用者がホームの階段を自転車を持って上がっていたことは気になった。男性なら平気だろうが、女性や子供には負担が大きいのではないか。ホームにスロープを作れば楽に自転車を上げられるし、車椅子の人にも親切だ。このようなバリアフリー化の実現も今後の課題になると思う。

─ところで、自転車利用に対する地元のニーズは。

荒木 企業が集中する大津町は昼間人口が多く、一つの独立した経済圏を形成しているが、人々の移動を容易にするための交通ネットワークの整備はまだ完全とはいえない。勤務先のすぐ近くまで行ける公共交通機関はなく、ほとんどの人は自家用車で通勤している。

しかし、肥後大津の駅から自転車に乗れば工場などへも通勤することは可能。バスだと行き先や利用時間帯に制約があるが、自転車なら自分に都合のよいルートや時間帯を選択できるので、需要は相当大きいのではないかと思う。

─鉄道への自転車持ち込みを本格実施すれば、そうした需要にも十分応えられる。

荒木 その通りだ。肥後大津から熊本までの路線は通勤に便利なので、阿蘇方面から大津町まで車で来て、電車に乗り換えて熊本市内の勤務先へ行く人が結構多い。こういう人たちも、自転車持ち込みを利用すると予想される。

実は、いま、私が個人的に暖めているアイデアがある。それは、町の運動公園の駐車場を平日に開放し、肥後大津駅までのシャトルバスを運行して通勤に利用してもらうというものだ。もちろん、これに自転車を組み合わせることは可能。環境にやさしい地域交通システムづくりの一環として、ぜひ実現したいと考えている。

 

 

 

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更新日: 2020年11月28日

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