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III. アンケート結果の集計・分析

 

今回のアンケートは、自転車持ち込み客向け、一般乗客向け、沿線住民向けの3種類を用意し、それぞれの対象者別にアンケート結果の集計を行った。全体の傾向を把握するため、あえて事業者ごとの集計は行わず、集計結果は4事業者合計(対象者別)の数字とした。

ただし、序で述べたように今回のモデル事業に参加した4事業者は「大都市接続型」(福岡市交通局、JR九州)と「中都市接続型」(近鉄養老線、松浦鉄道)という二つのカテゴリーに分けられ、それぞれのカテゴリー別のアンケート結果にかなりの相違が認められた。そこで、以下の集計・分析では、各調査項目ごとに4事業者全体の集計結果と、「大都市接続型」と「中都市接続型」を比較した集計結果を併記し、それぞれの特徴を抽出することとした。

なお、沿線住民向けアンケートに関しては3事業者のみの実施となり、データが不足したので「大都市」「中都市」の比較は行わなかった。

1) 鉄道利用の目的(自転車持ち込み客、一般乗客)

A.4事業者合計

自転車持ち込み客に鉄道利用目的を聞いたところ、「サイクリング(観光)」と答えた人が最も多く、次いで「買い物」「サイクリング(スポーツ)」など。一般乗客では、「通勤・通学」と答えた人が最も多く、次いで「買い物」「スポーツ・レジャー」など。

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鉄道の利用目的(自転車持ち込み客)

 

 

 

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