日本財団 図書館


2.7.3 漏水停止試験

観測システムから漏水が起きた場合、システムを安全に停止するために、漏水センサー、海水供給停止バルブ、電源遮断装置を設置し、以下のように、その動作試験を実施した。

排水タンク周辺の排水トレーに海水を入れ、浮子式と導電式の2種類の漏水センサーともそれぞれ、感知することを確認した。漏水センサーが海水を感知すると以下の順に、自動的に観測システム全体が安全に停止することを確認した。

(1) 海水供給停止バルブを閉じる。

(2) 二酸化炭素測定装置の全バルブを閉じる。

(3) 二酸化炭素測定装置のシーケンスを停止する(二酸化炭素測定装置計のデータ収録を停止する)。

(4) 電源遮断装置を遮断する。

(5) 観測システム監視用パソコンを停止する(無停電電源の電力供給停止による)。

2.7.4 停電時停止試験

観測システムに供給されている電源が1分以内(時間設定は可変)停電した場合は、観測が継続できるように、また、設定時間以上停電した場合には、システムを安全に停止させるため無停電電源を設置し、以下のようにその動作試験を実施した。

本船の供給電源のスイッチを切り、観測システムを停電状態にし、1分経過後、以下の順に自動的にシステムが停止することを確認した

(1) 二酸化炭素測定装置プログラムを終了する。

(2) 二酸化炭素測定装置の全バルブを閉じる。

(3) 海水供給停止バルブを閉じる。

(4) 観測システム監視用パソコンを停止する(無停電電源の電力供給停止による)。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION